えええええええええええ。随分ご無沙汰になりました。これを続きに書いてもどうでもいいくらいに時が過ぎたな。
過去の自分何書いてた?と思ってほんのちょっとだけちらっと眺めてみたけど、読んだとは言わないくらいに眺めてみたけど、特殊体質の汗の悩み以外、かなりどうでもいい情報しかなくて笑いました。振り返りたくなくてあんまり見てないけどね。
でも、別にこれから書くことがどうなるかっていうのは、汗と同じように切実に悩んでいる方か、興味本位で来る方か、たまたま読んじゃったよっていう人かなーと思う。深刻に書かないけど。これからも。
あのー。いきなりですが私女性でもう40代半ばを過ぎたわけですけど、突然坊主にしてここまで生きてきたので、これまたちょっと前、「坊主女子が流行っている!」みたいなこともありましたけど、全く流行りに乗ったわけでもなく、何かの病気になったわけではなく、フツーにある日突然家族にも何も言わずに坊主にしてもうすぐ4年になろうとしているおばさんの気づきを書いたりしていけたらと思います。
世の中はもう動画全盛期で、やれYouTubeだ、TikTokだ、Instagramだ!と時代は流れていっていますが、わしはそちらで発信せずにあえてここに戻ってきたよ。現代の動画はすごいし楽しいけれど、私の動画に需要あると思えないし。その技術ないし。
ぐうたらな文読みながらまったりしたいなって人もいると思うの。だから私は現代に逆行しているかもしれないけど、ここで地味に地道に書いていくね。
女だけどおばさんだけどなぜ坊主にしたくなったか
自分は女性の中でもなかなかいないくらいの剛毛で生まれてしまい、それはそれは太く硬く多くしかもくせ毛で、美容院に行っても乾かすの3人がかりになったり、縮毛矯正で毎度4時間とかかかるような髪質だったわけです。
あれいくつだったかな?加齢でだんだんフェイスラインがたるんできたり、老化してきたなあって思ったのが40歳くらいの時にあって。
それまでロングにして縛っていたのもなんか、おばさん縛りみたいになって、剛毛だからアレンジもできないし、セミロングにして帽子被って暮らしてた。
それである時これまた思い立って、ショートっぽくしてみたら評判も良いし、顔周りの髪の毛の影がなくなるだけでたるみなんかもロングだった時より緩和して見えたの。
4重苦の剛毛なのにショートにするには勇気が言ったけど、夏は夏の帽子、冬は冬の帽子でおしゃれしながらボリュームを抑えられるし髪はいつか伸びるしと思ってショートにして結果は良かった。
覗くだけInstagramのリール?ショート動画みたいなものを見てみると、私くらいの年齢の方やそれ以上の方でもロングからショートカットに変身して垢抜けたり若く見える!似合う!っていう人がたくさんいるよね。
当時の自分はそういうものを見ていなかったけど、顔のたるみにはロングで隠すより輪郭周りを軽く明るくしてしまった方が良かったんだなって、正解だったなって思った。
ショートカット、自分でも気に入って、やっぱり乾かすのもロングの時よりは全然違って早くなって。ショートの髪型が定着して日々を過ごしていたわけです。
しかし、そこはいくらショートにして、オイルなどをつけたり、乾かした後に帽子を室内でも被ってなんとかボリュームを抑える技術を磨いても、汗かきと湿気には勝てない日もあり。
大体髪の毛オールバックにして縛っても、ショートで前髪上げている時も、髪っていうのがないのが想像できるっていうか、大したヘアアレンジしない(できない)し、これって坊主でも同じじゃん!とか、もしかして坊主似合うかも?って思ったこともあったかもしれないし、ないかもしれない。
どっちだよ!
もうこの髪の毛と格闘すんの嫌だなって思ったのかどうか。
もう自分の髪の毛に疲れちゃったっていうのが、心のどこかにずっとあったのかもしれないなとは思う。
自分のこの髪の毛と、縁を切りたい、みたいな。
何、この空気。別にまったく深刻じゃないのに。
なんで行間開けたんだ。
これは2019年秋のことだったので、コロナ渦であったことも良かった。人と気軽に会えないような状況だったし。
坊主やるなら、今がチャンス!
やる時っていうのはあっという間だったな。
こういうのはやっぱり勢いが大事でしょ。
1に勢い。2に勢い、3,4が無くて、5に勢い!でしょ!!!これしかないよ!おりゃーーーーー!!って勢いがマジで大事。
でも、その勢いで失敗することもあるから、全然人にはおすすめなんてできないけど。ごめん。これ、私のケースだから。
当たって砕けろ!って、勢いでもそんなことできないよっていう人のほうが多いと思うし。
例えば頭の中で、ここで坊主にしたら、生活はどうしてこうしてとか、家族に相談した方が、とか、友達や知り合いや子供関連の親御さんたちからはどう思われるか、なんてことをよくよく考慮していたら、絶対にやらないと思うんですよね。
考えちゃったらできないよね、だって、男ならまだしも女だし、髪に困っていたとはいえ、体質は病気みたいなものがいくらあるにせよ、深刻な差し迫った何かがあるわけでもなく、ですから。
やっぱり最初は勢いが大事でしたね。勇気というより勢いでしたね。
私は大体こういうのは勢いを大切にして失敗するタイプなんで。失敗が多いけど懲りないっていうところが良さでもあるのかなって。
まあ、女で坊主って、しかも若くもないおばさんが勢いでってなかなか巷にいないと思うし。書いても無駄にならんよね。
勢い大事だけど書くことは急ぐこともないさ、どんなに何してみても、髪の伸びるペースってのはそんなに変わらないからさ。
坊主にしたら楽だろうなっていうのは、ショートが成功だと思えてからちらついていた私。
ある日突然、今だ!!!みたいな時が来て、勢いに乗った私。
バリカンなど家に所持しているわけでもなく、通販して届くのを待つのではなく、勢いに任せるが勝ちと、ハサミを手にして前髪からザクっとやってみたのでした。
最初はハサミで坊主にした
洗面所の鏡の前でどんどん短くなっていく自分の姿に、ヤバさは感じていた。
でも、もう最初にざっくりいってしまっているので、どうにか修正できるレベルではなく、後悔先に立たずというよりは、後悔なんて立たせるな!と言わんばかりの勢いでザクザク整えていったのでした。
あのね、これは参考になるから言うね?
すーっ(息を吸い込む)
ハサミで坊主にするとガタガタになる!
まあ、別に太字にしなくても、読んでいる方は思ったよね?
こいつ、大丈夫か?!って。
いや、大丈夫じゃなかったよ!!予想通り!?だよ!
やっぱ素人がハサミで自分の頭を坊主にしようっていくら丁寧に頑張ってみても限界があるよね。
でもね、逆に良かったことは、この手で我が髪を仕留められたこと。
プロの美容師さんにやってもらった方がもちろん綺麗にまるく坊主にできたでしょう。
でも、やっぱり自分の手で自分の髪を思い切れたことが私は良かったです。他人の手に任せずに自分の手で最初にできた、っていうのが良かった。これは自己満足ですけどね。
普通の人ならここで、勢い余って自分でガタガタに仕上がった坊主を整えるべく美容院に行ったりするのかもしれませんが、私はしませんでした。
ハサミで坊主にした、次にしたことは、アマゾンでバリカンと安いカツラを買ったこと。
そっちはまた別に書くとして、誰もいない時にひとりでハサミでガタガタの坊主になった直後の気分はというと。
スッキリしたのと、変な笑いが出たのと、ヤバいって思ったのと、自分で自分に見慣れないなってこと。
いやーーーーーー、想像以上に鏡の中の自分っていうのがショートヘアとは全く別物である!っていうのがわかりました。
頭の中でこれって坊主と同じじゃんと思っていたオールバックともまた違う、見慣れなくて変な自分がいました。
これ、この鏡に映ってる人、誰?!って思うくらいに。
記念に自撮りしたっけな。なんかほろ苦い顔してたんだよな。
それでその一番最初のガタガタの坊主っていうのが、坊主の中でもかなり長いっていうか、その後のこと考えるとまだまだ甘かったな、勢いがあったとはいえ一応躊躇したんだなっていうのが今になってわかるっていうか。
勢い勢いって力説した割には保険かけてたなって思える坊主でした。
ある意味かわいかった。
↑ベリーショートにも見える?なんとか切り終えた私の頭。
ハサミでやってみたものの、もしかしたらまた伸ばすかもしれないし、のほうが強かったのかもしれない。
鏡の前の自分の変わりように恐れおののいたのかもしれない。
取り返しのつかないことをしている!って、どこかでは思っていたのもあるだろう。
それにしたって髪の長さはガタガタでまばらとはいえ、多分2、3センチくらいにはなっていたかなと思います。
硬くて太い髪なので、軟らかい髪の人なら2センチでも髪は寝てくれてすぐベリーショートみたいになるでしょうけど、私は筋金入りの硬さなので2センチの髪はすべて天に向かってツンツンになっていました。
坊主にしてからの家族の反応
まず小学生の娘、帽子をかぶってお出迎え、エレベーターの中で帽子をワッ!と、取って見せたら。
目を見開いて私の頭を見て、無言で驚いたまま、目から涙が流れていくのを見ました。そうです、泣かれたのです。
ママ、なんで、って。
そりゃーお母さんがいきなり坊主になってきたら、笑う子か泣く子に分かれるでしょうね。スルーする子供はいないでしょう。
絶句ってことはあるかもしれないけど。
うちの子は驚きすぎて泣きました。その後もしばらくは私に髪を伸ばして欲しかったみたいです。前みたいなショートに戻してって何度も言われました。
夫。
私を見て一言、「わ、やっとる。けっこう似合うね。」みたいな感じでした。もっと何やら言ってくるかと思ったけど。
まあ、自分もなんですけど夫も相当変わっているので、いつかは坊主にするかもなんて冗談で話していたので、やったな、こいつっていう感じだったみたい。お咎めなんかはもちろん無しでした。
日常的にしょっちゅうちくちく文句言われるなら、すぐに伸ばしていたかもしれないけど、どうかなあ、ある意味恵まれていました。
娘も最初は困惑してショックを受けていましたが、その内坊主の私に慣れていきました。その後泣かれたことはありません。最初だけでした。
「自分も好きな髪形にしているから、小学生だしまだそんなにいろいろできないだろうけど、将来好きな髪形にしていいよ。私はこれ(坊主)を許してもらっているのだから。娘が私の趣味と合わない髪形にしても注文つけたり私好みの髪型にしてって言うことを聞いてもらう資格がないから。だから、娘よ、私の髪型の自由も許してちょうだいね」、みたいなことを言って、娘を説得しました。
子供がかわいそう!母親なのに自覚ないの?お家の事はどうするの?学校は?家族に迷惑かけるような髪型にするなんて人としてどっかおかしいんだろうね、常識はずれ、なんていう声が聞こえてきそうだけど。
私は自分の母親に髪型こうしろよって強制されて、母の好みからはみ出さずに生きることが自分の幸せとはならないタイプです。あと世間の好みに合わせるとか。そういうのが自分の幸せだと思える人もいるのでしょうけど。
お金が莫大にかかるわけでもなく、チャレンジしたい髪型があるのに子供のために我慢したなら、何かあったら子供にも我慢させたくなるかもな、とも思いました。
まあ変わり者ですよね。それは否定しないです。
坊主だったけど室内帽子被ってこの間もちゃんとPTAも(やりたくはなかったが)長をやったし参観日も保護者会も行きましたし、母としての役目は逃げずに果たしてきたつもりです。
私は価値観を普通の人に合わせると生きにくいタイプです。汗なんて好きでかいてないし。願ったからって止まるわけでもないわけですから。
人並みの髪の毛だったら、この汗かきの体質が無ければ、頭に熱がこもることも髪の毛がどんなに何をしても湿気で台無しになるとかそんな不自由なこともなく、いっそ坊主にしたいなんて思わなかったかもしれませんが。
人としてやることはやりながら子供の自由も尊重していきたい、これからも。
そうは言っても世間の目ってことだと思うけど、気持ちいいくらいにそんなのふっきれましたよ。坊主にして。
そういう世間とおさらばっていう意味でも良かったです。
汗かきは変わらないけど精神は髪に振り回せれなくなったし、人は人だって思えるようになったし。
この髪型に引いて離れるなら離れてくれて全然構わなかったし。
何より自分に似合ってる!と思えるまでに変わりましたから。
↑勢いでハサミで切った後はこのように本当に坊主頭になりました。
娘は最初こそショックだったと思うけど、今じゃ友達に私をネタにして話をできるくらいになっています。
余裕。母が丸坊主でも全く余裕。
なかなかないんじゃないかな、経験として、家に帰ってきたら母が突然前触れもなく坊主になってた、なんてこと。
私も子供時代、母が美容院に行って、ストレートショートから、くるくるのパンチパーマの長くなったやつみたいになってきた時はちょっとショックだったもんな。似合ってなかったっていうのもあるけど。
本人は外国人のようなゆるふわパーマに憧れてたみたいだけど、元々直毛で硬いストレートの母はパーマが似合ってなかった。ボリュームがやたら出てて、髪質もあってゆるふわには程遠かった。
でも、今ならそんな母のあの時の気持ちがちょっとわかるのよ。
死ぬまでに一度はやってみたい髪型っていうのがあるじゃない?死ぬまでに一度も挑戦しないで、やってみれば良かったなってぐちぐち思うより、一か八かやってみよう!って思ったんじゃないかなって。
ほら、おばあちゃんになっても豊富な髪がある人もいればなくなる人もいるし、やってみるなら今しかないなって、チャレンジしちゃえ!って思ったんではないかって。
何せ私も、死ぬまでに一度は坊主にしてみるもの悪くないだろうって、その時の勢いの中で思っていたしね。
いつかは絶対死ぬんだし、幸いにも髪は嫌でも伸びてくるんだし、叶えるなら今がチャンスだ!って。
一緒に暮らす家族の坊主への反応は、私の場合はこのようなものでした。
自由にさせてくれた家族には本当に感謝。
こうして私の坊主ライフは始まったのです。
あのさあ、かっこよく、始まったのです!とか書いているけど、あんた名前「らぶりーふさふさ」でしょ?名前と外見がまるで一致してない!!
もともとラブリーではなかったけど、ふさふさでもなくなったやん!!
坊主のらぶりーふさふさです、っておかしいよな?完全に名前おかしいよな?!!
まあまあ。今更「らぶりー元ふさふさ」ですっていうのもおかしいし?このままでいきますよ。
続きはまた今度。